活動日誌【2018(平成30)年1月】

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 1月26日、水戸市立柳河小学校で6年生を対象にがん教育を実施しました。
 茨城大学教育学部養護学科の学生が8名も見学に。当会関係者8名。生徒数6学年のみ13名(2名欠席)、クラス担任、校長、学年主任の諸先生の参加のもと、授業開始。クラス担任のH先生が、米野先生と演者後藤さんと当会を紹介した。
 まず、米野先生から、「がんについて」の話があった。人間の体は細胞でできていること。細胞は県庁の屋上から見ると米粒程度の大きさしかなく、それが60兆個も集まって身体を作っていること。がんは、そのなかのいくつかがおかしくなり、無限に増え続けて、放っておくと人間を死に至らしめること。しかし、食事やタバコ、お酒、運動などで予防ができ、早期発見で治療もできることなどを話してくれた。最後に、外科医が不足しているので、皆さんのなかから外科医をめざす人がでてほしいとお願いもしていた。
 質問として、「BMIとは?」、「がんは初期症状がありますか?」、「末期症状とは?」などいくつかがだされた。
 次いで、後藤さんが体験談を話した。告知、治療(20㎝の背中の傷)、肺が真っ黒、受動喫煙、胃の全摘、がんはうつらないなどの項目から、禁煙、早期発見、早期治療、がんは伝染しないなどのキーワードを話してくれた。時間が少々オーバーしたが、後藤さんの思いは伝わったかと思う。
 最後に、生徒代表が感謝の言葉を述べてくれた。「がんは発症したら死ぬ恐ろしい病気と思っていたが、予防もでき、早期発見したら普通の生活ができることが分かりました。タバコは吸わないようにします」と明言してくれました。
 45分の授業でしたが、演者もゆっくりと平易な言葉で話し、子供たちもしっかりと聴いてくれ、最後の的を得た質問も小気味よかった。初めての小学校高学年のがんの授業は、まずまずの内容だった。翌日、柳河小学校の校長先生から感謝のメールが届きました。
 水戸市立柳河小学校のブログでも紹介されました。⇒こちら

 1月18日(木)の「がんサロンハマナス」の例会風景です。
 今日のサロンは、みな当病院の患者と看護者で、総勢6名。人数的にはちょっと寂しかったが、内容的には、サロンの原点に戻り、充実感があった。
 患者さんは、胸水がたまるところまで進行し、息苦しい日常を訴えた。日に2~3Lの胸水を抜くとのこと。ただ、自宅療養での生活。夫君が気をつかってくれ、従来と変わらない農作業や家事や生活ができているとのこと。いっぽう、看護家族の方は、患者さんが自宅で過ごしたいが、家族に迷惑がかかるといって入院生活を続けているとのこと。在宅医療の難しさだ。先日のいばらき診療所の西村医師の話を紹介した。入院していると、病院の時間で物事が進み、自立(自律)心が萎えてくる。同時に、誇りや生活感も失ってくる。かつて知ったわが家の空気や音や匂いは、本来は日常生活の必需品なのだが・・・と語る。さらに、在宅医療経費は、病院の入院と変わらず、保険と高額医療制度で保障されていると話していますと紹介した。何よりも、患者を見ながら日常生活ができることは、看護者の安心につながるのではないかと話した。
 勉強会は、緩和ケア認定看護師Sさんの講話だった。テーマが「がん患者の尊厳とは」と大きく、焦点が定まらなかったようだが、憲法での個人の尊厳や尊重に関わる条項の提示、リスボン宣言での尊厳の項の紹介、今年のがん看護学会の要項集から、人間の尊厳に関ると思われる項を抜粋して紹介。特に、「第3期がん対策推進基本計画に触れ、看護師らが国の方針、動向を知ることが重要だが、その詳細に触れる機会が少ないという一文も公開した。大事なことだ。
 私の方からも、茨城県のがん条例中に「がん患者が尊厳を保持しつつ、安心して暮らせる社会のの構築」と言う一文があり、がん患者の尊厳と安心して暮らせる社会の内容は、行政や医療者だけでなく、患者家族遺族など県民全体で考えるべきだと話した。「キーワードは、読み・書き・そろばんに加えた、教養・忍耐・礼儀・自立です」と結んだ。
 1月16日(火) がんサロンしろやまざくら例会
 久しぶりの方もあり、悲しい別れをした方もあり、様々な年末年始を過ごした皆さんの例会だった。これがサロン。日々物語を綴りながら、その報告に集う。
 今回は、音楽療法士による「音楽療法とは?」の講義を聴いた。音は波であり、人の「生」も波。音楽療法は芸術ではない。ヒトそれぞれの波に合う音を見つける作業とのこと。心に響く言葉だった。
 また、在宅医療の講義も素晴らしかった。「在宅医療と患者の尊厳は、自分らしい生き方を見つけ全うすること」とのこと。これも身に染みる話だ。

 1月11日(木) がんサロンなでしこ例会
 会場には、いつものように季節の花々が飾られたテーブルがあり、参加者はすべてリピーターだった。世話役の友部さんが、慣れた口調で開会宣言。順次和やかな挨拶と近況報告。
 終了後、自由会話。先日の公開講座についての感想が出された。NPO主催の公開講座の在り様、行政や医療者の参加とそれらへの対応で認識の違いが判明。行政の発する種々の情報や計画を、市民主催の場で話してもらうことの意味がつかめていないようだ。内容より、形が優先する議論だった。

 1月9日(火) がんサロン友部やまびこ例会
 今年初めてのサロン。本来なら月曜日だが、あいにく休日のため火曜日となった。新規参加者はなかったが、当サロン参加を毎月のスケジュールの最初に設定していた姉妹が一番に顔を出した。リピーターのTさんは、少々遅れて参加。就労支援のAさんも揃ったところで開会。
 冒頭、訃報を報告し、控えめに新年のご挨拶を行い、本日の内容を案内した。
 近況報告は、Tさんから始めた。驚いたことに、Tさんは満州、大連からの引揚者。貨物船で門司に着いたとのこと。私は、佐世保だった。ほぼ同世代の歴史を持っている。姉妹の姉さんの方は、現在、妹のアッシー君に専念。しかし、車の中で妹といろいろ話せてうれしいとのこと。患者のIさんは、顔色が今ひとつだが、気丈に幼子の成長を見守っておるとのこと。
 今日の勉強会は、テーマが「がん患者の尊厳―自分らしく生きるとはー」で、緩和ケア認定看護師が講話を行った。大きく難しいテーマだが、がん対策推進計画の目標の一つ。患者目線で考えねばと思う。

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