活動日誌【2018(平成30)年9月】

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 9月22日  パネルディスカッション「がん患者の尊厳について」とがん患者会サロン世話人交流会・養成講座を開催した。
 午前の部のパネルディスカッションには、学生さんも4名参加。熱心に聴講。アンケートには、「それぞれの専門スタッフからの事例を通しての説明がとても分かり易かったです。勉強させていただきました。」との言葉を頂戴した。一方、「告知のことに対してのみ議論が深まっていたので、もう少しがんについていろんなことの議論を深めて欲しかった。」と言う厳しい意見もあった。しかし、パネルディスカッションの継続の願いもあり、テーマの深化は、各演者の講演内容を再吟味しながら、今後に期待したい。
 がん患者会サロン世話人交流会・養成講座の方は、医師主導のサロンを開催しているサルビアの会の経験談や看護師主導のなでしこ、そして当会支援のサロンの現状と課題が報告され、全体に共通している問題「後継者の育成」が浮き彫りにされた。加えて、サロンの医師の参加が強調された。医師のみならず、医療者の参加は重要だが、運営はやはり患者が行うべきであろう。
 延べ参加者70余名。ほぼ予想通りであった。
 9月18日  第63回しろやまざくら例会開催。新規者1名、ここのところ欠席していた方お二人が、涼しくなったので参加と顔を見せた。新規参加者は、サロン活動にも興味があり、当サロンの見学に来たと話す。茨城町の行政にも深く関わっていたようで、話が面白かった。ただ、胆管がん手術後、食物が喉を通りにくく苦しいとのこと。本日はがんと食事の勉強会を楽しみにしていると話す。ご夫婦参加の旦那さんは、がん教育の経験を踏まえ、病歴を時系列で丁寧に紹介。食事については、歯が自前なので、よく噛んでゆっくり食べており、特に問題はない。しかし、難聴の苦労はあるが、グランドゴルフで足腰を鍛え、日々を楽しく暮らすように心がけているとのこと。奥さんがフォローして、麺類の料理の工夫話を紹介。家族と同じペースで食べられないことを寂しがっていた。
 午後から、勉強会「がんと食事」と題し、当病院管理栄養士の比嘉さんが話す。しっかりとした準備をして、きわめて明快な話だった。冒頭で驚いたのは、献血と骨髄移植の熱心な協力者で、特に、骨髄ドナーの体験談は興味深かった。本題の食事の話では、「バランスの取れた食事とは?」と言って、主食(ごはん、パン、麺)と主菜(肉、魚、卵、豆腐)の違い、副菜(野菜、海藻、きのこ、こんにゃく)の組み合わせなどを丁寧に紹介した。最後に、ヨガインストラクターの横山さんが、口腔体操を指導。
 9月3日 がんサロン「友部やまびこ」例会。 13:00ちょっと過ぎ、世話役の自己紹介と本日の予定を話し開会。最初に、胆管がんの患者さん、腫瘍は6㎝大で手術不可。サードピニオンまで行き、千葉のがんセンターで最終診断さる。現在、抗がん剤で腫瘍の縮小を図る。食事が喉を通りにくく困っているとのこと。父親がすい臓がんで腹水がたまる。緩和ケア病棟に入るも、食事がとれず。看護の母親が疲れて鬱気味。どのような食事をとったらいいか思案中。卵巣がん摘出手術した方、笑顔が良い。術後の副作用はひどかったが、今は食事もとれているとのこと。乳がんの患者さんは。術後翌日からリハビリ開始。その軽体操は今も継続。日々3㎞を歩いているとのこと。胃を3/4摘出した方は、術後かなり痩せた。今も、食事が喉を通らないと悩む。勉強会のテーマから、経過観察中の食事に話題が集中。リピーターさんは元気そう。にこやかな顔で挨拶。吉見医師が、自己紹介を兼ね、皆さんの話を聞いた感想を述べた。特に医師と患者の思いの違いに、改めて気づいたと考え込んでいた。
 勉強会は、「食欲のないときの食事」と題し、管理栄養士甲斐美穂さんが口演。レジメンなし、講義なしで、個別の疑問に答える話し合いとなった。結局、喉を通すには、かゆ状、とろみの着いた食べ物をとり、ちょっと熱めの汁と共に流し込むとの一般的な話で終えた。、参考資料としては、へルシネットワーク発行「はつらつ食品」とがん研究振興財団「食事に困ったときのヒント」を読んでいただきたいとのこと。
 最後に、リハビリ体操。勉強会テーマに合わせ、嚥下力向上の体操を指導してもらった。首から上の体操、舌の体操、「ぱたか」発生による喉の体操など、15分程度だったが汗ばみかつ気分転換と日ごろ余り気にしない喉の周りの筋力アップ等が出来たような気がした。


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